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2023.05.24

G7と平和の実現

校長ブログ

今日は少しだけ政治と平和に関わるお話をさせてください。

主要7カ国(G7)の首脳が、5月19日に広島平和記念資料館(原爆資料館)を訪れました。この少し前に、外国人観光客がこの資料館で、過去の原爆の事実に向き合って涙を流しながらインタビューに答えていました。

「私たちは核保有国だが、国民一人ひとりと政府の考え方は全く違って国民は平和を望んでいる」と。

「国を守る」ということは、「国民を守る」ということですね。でも、国民を代表する議員や政府の考え方は正反対だといいます。どこで”国民”と”その国の幸せの定義”が異なってしまったのでしょうか。

アライブでは、授業中、平和やいのちの尊さについて話し合う時間があります。この時に注意していることは、先生が『何が正しくて何が間違っているか』を決して決めつけず、子どもから自然に出てくる意見を大切にしている、という点です。子どもたちの意見は忖度もなく、純粋で、心を打たれます。

国や組織のトップになって、その構成員の ”幸せ” について考え抜いて、そして重責に耐えられなくなったら、

案外、子どもたちと話してみると心が楽になるのかもしれませんね!

「強大な権力を持つ国家機関には歯止めが必要である」という日本国憲法の権力を抑制し合う『三権分立』という考え方には納得がいきます。”権力を持つと人は変わる”という性質を考慮しているのでしょうか。

 

偶然ですが、サマースクールのチーム長が前に「2023年度の夏は、いのちの尊さをテーマにします」と言ってきました。

サマースクールチームの皆さんのことですから、きっと素敵なプログラムを考えてくれていると思います。今年のサマースクールもどうぞ楽しみにしていてくださいね。もうすぐ案内が出るかと思います!

そして、一番大切なこと。
”どうか、奇跡が起こり、核兵器のない世界が実現しますように…”

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