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2025.04.17

上海の空に祈る、友の父への想い

校長ブログ

今月はなかなかブログを書く余裕がなく、気づけば4月も中旬を過ぎてしまいました。

新年度のスタートとともに、私は、といえば、組織開発や研修、会議や契約関係の見直し、教育プログラムの開発、、さらにはサマースクールの準備など、経営面でも日々めまぐるしく動いています。

そんな中でも、「ああ、充実しているな」と感じることが増えてきました。「充実している」と言葉にすることで、不思議と心が落ち着き、今ここにいる実感が持てるようになった気がします。

言葉は、まさに言霊。本当に大切だなと改めて感じます。

さて、先週末には短い期間でしたが、上海を訪れてきました。

アジアのトップビジネススクールとしても知られ、過去にはアジアランキング1位に輝いた香港科技大学(The Hong Kong University of Science and Technology)の初代学長であり、長年の親友のお父様(ご出身が上海)がご逝去されたためです。

彼は、ご家庭では温かい父であり、教育者としては揺るぎない信念を持ち続けていました。ときには社会に対して真っ直ぐに意見を述べることも恐れず、まさに真の教育者だったと思います。私の小さな悩みにもアドバイスを与えてくださいました。

私の長年の親友は、お父様が米国の大学の学長時代に米国で生まれた中国人です。

彼女と、ご家族との思い出や価値観などを英語で臆せず語り合える環境をつくってくれたのは、他ならぬ私の大好きだった亡き父でした。そして、いつも「学び」を応援してくれていた、名古屋市立大学で長年教鞭を執り、強い信念を持って生きた教授の亡き叔父の言葉も、ふと思い出されました。

教育の世界は本当に奥深い。
だからこそ私はこの道を選び、今もこうして関わり続けられていることに、心から誇りと感謝の気持ちを抱いています。子どもたちの羽ばたく未来を、「教育」の力でつくっていきたいと改めて思いました。

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